2008年05月01日
絞り通信137号
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第137号 ◎◎ 絞 り 通 信 ◎◎ (2008年4月21日発行)
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(弊社スタッフと名刺交換頂いた方にお送りしています。不要の方はこのままご返信下さい。)
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●● 4月号のご案内 ●●
●編集長の一言(大井)
今月は転勤や転職・定年などの連絡が多く入ってきます。
私もいつか仕事を引退するときがあるかもしれませんが、できれば最後まで現役でいたいです。
先日、自宅近くのスーパーPOROROCAからDMが着ました。
ポイント5倍の割引商品の案内でした。
ちょうど、その特売日に雨だったので、あまり気乗りはしませんでしたが、
ともかく仕事を終わらせ、急いでスーパーへ。
アイスクリームやティッシュ、野菜ジュースなど特売商品だけを買い求め、レジへ行きました。
合計2974円。通常はポイントが14Pだけど、今日は「5倍」なので70P!
たくさん貯まりました。良く考えてみると、特売プラスの70円引きなんですよね。
でもレジの人は愛想が悪く、たくさんの量を買ったのにレジ袋は一枚。
なんか特売商品だけ買いに来るお客を嫌がっているようにさえ思えます。
かなりのお得ではあったのですが、「これでいいの?」と思った1日でした。
3月11日に大阪でセミナーをしました。ハッピー薬店の橋本様のメルマガに登録して頂くと
詳細をご覧いただけます。 ↓↓ また、好評につき、5月22日に再演決定!詳細は下部の
「【5】セミナー情報」をご覧下さい。
http://www.0120847004.com/
http://blog.livedoor.jp/millionet/ 顧客は突然いなくなる
http://ameblo.jp/millionet 顧客は突然いなくなる2
【1】 今月の「絞り.com」 / ●通信販売会社のブランディング
先日、ある通販のクライアントから「相談がある」と急な連絡を受け、訪問しました。
先方担当者は開口一番、「もう一度、ブランディングをやり直したいのだが」とのこと。
背景を尋ねてみると、新規客やリピート客や離脱客など、顧客の購買ステージに応じた
コミュニケーション戦略をとってきたのだが、どうも頭打ちの感じがするので、その状況を
変えるために、もう一度ブランドを見直してみたいということでした。
残念ながら、弊社の「絞り.com」の導入企業ではないのですが、オリジナルのシステムで
かなり細やかな顧客管理を実行されており、それなりのブランド力もある会社です。
顧客別アプローチの流れなど、細部の質問については明確な答えをいただけなかった部分も
あり、打ち合わせの感触からは、「ロジック・サーキット」の行き詰まりを感じました。
それぞれの購買ステージに合わせて異なるアプローチをしてはいるものの、そのアプローチの
結果に対する「二の矢」「三の矢」が明確ではないようなのです。
(*「ロジック・サーキット」というのは私の造語ですが、「ある結果がAならB、Aでなけ
ればC、BでもCでもなければAに戻す」というような「論理の終結法」です。)
どこまでのロジックを積み上げれば十分かと言うことについては、いろいろな考え方があると
思いますが、大切なのは、そのロジックが「循環構造」になっているかということです。
「循環」できないロジックは、どこかで「散逸」してしまいます。
一旦「循環」させた「ロジック・サーキット」の大枠の中で、枝葉のロジックを増やしていく
仕組がおそらくこのクライアントには、まだ、ない。
「商品・顧客分析」に基づいた「ロジック・サーキット」の構築が、CRMブランディングの
ひとつの理想型だと思っている私にとっては、良い事例になってくれそうなのですが、さてさて
上手くいきますかどうか・・・。乞うご期待!!
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【2】 CRMブランディング相談室 / ●社長語、社員語、顧客語。
私たちは、普段、特殊な状況でもない限り、日本語を話しています。すると、日本語同士で
話しているのだから会話が通じて(正確には「意思」が通じて)当然だと思っています。
でも、本当にそうでしょうか?
「アイツは、俺の言っていることが分かっていない!」などという言葉は、毎日、どこかの
オフィスでつぶやかれていることではないでしょうか。
社長は、例えば、1年先、3年先を考え、全社の組織のことを考えています。部長は、自分の
部署の四半期の売上、課長は今月の売上、社員は目の前の商談を考えているかもしれません。
ある意味、これは組織として健全なことなのですが、目指しているものは同じでも、目の前に
ある状況が違えば、考えることも違って当然なのです。誤解を承知で言えば、目の前にある
状況がその人の思考を左右します。考えの「立脚点=立場」が違えば、見ているものは同じでも
「見えているもの」は違うのです。同じ方向を向いていても、「視角」が違うのです。
では、このような状態で、どうすれば、より言葉の「通じる組織」になることができるのか。
(「会議を増やす!」なんていうのは愚の骨頂ですからやめましょうね。)
ひとつの手法として「顧客語」の採用があります。「顧客語」というのは私の造語ですから、
分かりにくいと思いますが、「お客様の立場になった言葉」や「お客様の行動から得られる
客観的な事実」を会話の材料にしましょうということです。
購買行動の8割以上は「無意識」に支配されているという説に準じれば、その「行動の記録」
である購買データは、最高の「顧客語」であると言えます。捏造でもされない限り、データは
「事実の記録」です。そこを共通の立脚点とすることで、会話のベクトルは揃い易くなります。
「会議にデータを使うなんて、みんなやってるよ!」と仰るかも知れませんが、では、参加して
いる人が、「事実と解釈」を使い分けて参加できていますか?あるいは、誰でもが「解釈できる
データ」になっていますか?
ここから先は宣伝になってしまいますが、弊社の「絞り.com」は、簡単な画面操作で、誰でも
顧客分析ができるスグレモノです。「誰でも」というのは、パート・アルバイトでも社長でも、
と言うことです。
現場とマネジメント層が、同じレベルでデータを「解釈」し、論議することがでるとしたら、
それは1種類多くの言語を手に入れたことになると私は思うのですが。
*「CRMブランディング相談室」へのお問合せ : hara@millionet.co.jp
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【3】 シアトル流通視察レポート / ●Fred Meyer
Fred Meyerは、1922年創業。スーパーセンター・フォーマットとしては草分け的な存在で、
述床面積は、何と(!)約4400坪。全米では第3位の売上を占めています。
日本で例えるなら、郊外型の大型食品スーパーに、ホームセンターとトイザラスとTSUTAYAを
一体化したような雰囲気。広くて長い通路は、室内トラック競技でもできるのではないか
という広大さです。(ちょっとオーバーですが。)
肉・鮮魚・野菜・サービスデリ・ガーデニングの5セクションのマネージャーが350人の
スタッフを統率しており、1日当りに打ち出されるレシートの数は、約5万明細!!
しかもノンフードの比率が高く、55%にも及ぶそうです。
レジは、通常スタイル、12アイテム以下、セルフスタイルの3種類のレジが用意されており、
顧客が選択することができます。「12アイテム以下」というのは分かりにくいかもしれませんが、
バスケットの中の商品数が少ないお客専用のレジということで、急ぐ人はそこを使うわけです。
かつては「10アイテム以下」だったのですが、そうすると「だいたい10個なんだからイイ
じゃないか!」といって11個や12個の商品を精算するお客が続出したらしく、「厳密さ」を
演出するために「12アイテム以下」になったのだとか。
(この辺にも、顧客の心理が見えますね。)
詳しくは、写真も含め弊社ホームページでご覧いただけます。↓
http://www.millionet.co.jp/solution/report/
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【5】 セミナー情報 / ●2008年度のセミナーを募集しています。
・5月22日(木) 場所:大阪 主催:㈱ミリオネット
好評につき再演決定!
ハッピー薬局の橋本社長のビジネスは恋愛だ
http://www.millionet.co.jp/solution/seminar/
・6月5日(木) 場所:大阪 主催:㈱サトー
13:00~ 「顧客は突然いなくなる」
・6月24日(火)場所:福岡 主催:日刊工業新聞
味だけでは売れない!!人気店になるためのCRMブランディング
(株)ミリオネット
コンサルティング部クリエイティブ・ディレクター 原 一真
http://www.nikkanseibu-eve.com/food/seminar_class.php?NO=B02
・6月26日(木)場所:福岡 主催:日刊工業新聞
10:30~ 「顧客は突然いなくなる」
(株)ミリオネット 大井 啓伊
http://www.nikkanseibu-eve.com/food/seminar_class.php?NO=B09
【お問合せ】 http://www.millionet.co.jp/solution/seminar/
第137号 ◎◎ 絞 り 通 信 ◎◎ (2008年4月21日発行)
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(弊社スタッフと名刺交換頂いた方にお送りしています。不要の方はこのままご返信下さい。)
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●● 4月号のご案内 ●●
●編集長の一言(大井)
今月は転勤や転職・定年などの連絡が多く入ってきます。
私もいつか仕事を引退するときがあるかもしれませんが、できれば最後まで現役でいたいです。
先日、自宅近くのスーパーPOROROCAからDMが着ました。
ポイント5倍の割引商品の案内でした。
ちょうど、その特売日に雨だったので、あまり気乗りはしませんでしたが、
ともかく仕事を終わらせ、急いでスーパーへ。
アイスクリームやティッシュ、野菜ジュースなど特売商品だけを買い求め、レジへ行きました。
合計2974円。通常はポイントが14Pだけど、今日は「5倍」なので70P!
たくさん貯まりました。良く考えてみると、特売プラスの70円引きなんですよね。
でもレジの人は愛想が悪く、たくさんの量を買ったのにレジ袋は一枚。
なんか特売商品だけ買いに来るお客を嫌がっているようにさえ思えます。
かなりのお得ではあったのですが、「これでいいの?」と思った1日でした。
3月11日に大阪でセミナーをしました。ハッピー薬店の橋本様のメルマガに登録して頂くと
詳細をご覧いただけます。 ↓↓ また、好評につき、5月22日に再演決定!詳細は下部の
「【5】セミナー情報」をご覧下さい。
http://www.0120847004.com/
http://blog.livedoor.jp/millionet/ 顧客は突然いなくなる
http://ameblo.jp/millionet 顧客は突然いなくなる2
【1】 今月の「絞り.com」 / ●通信販売会社のブランディング
先日、ある通販のクライアントから「相談がある」と急な連絡を受け、訪問しました。
先方担当者は開口一番、「もう一度、ブランディングをやり直したいのだが」とのこと。
背景を尋ねてみると、新規客やリピート客や離脱客など、顧客の購買ステージに応じた
コミュニケーション戦略をとってきたのだが、どうも頭打ちの感じがするので、その状況を
変えるために、もう一度ブランドを見直してみたいということでした。
残念ながら、弊社の「絞り.com」の導入企業ではないのですが、オリジナルのシステムで
かなり細やかな顧客管理を実行されており、それなりのブランド力もある会社です。
顧客別アプローチの流れなど、細部の質問については明確な答えをいただけなかった部分も
あり、打ち合わせの感触からは、「ロジック・サーキット」の行き詰まりを感じました。
それぞれの購買ステージに合わせて異なるアプローチをしてはいるものの、そのアプローチの
結果に対する「二の矢」「三の矢」が明確ではないようなのです。
(*「ロジック・サーキット」というのは私の造語ですが、「ある結果がAならB、Aでなけ
ればC、BでもCでもなければAに戻す」というような「論理の終結法」です。)
どこまでのロジックを積み上げれば十分かと言うことについては、いろいろな考え方があると
思いますが、大切なのは、そのロジックが「循環構造」になっているかということです。
「循環」できないロジックは、どこかで「散逸」してしまいます。
一旦「循環」させた「ロジック・サーキット」の大枠の中で、枝葉のロジックを増やしていく
仕組がおそらくこのクライアントには、まだ、ない。
「商品・顧客分析」に基づいた「ロジック・サーキット」の構築が、CRMブランディングの
ひとつの理想型だと思っている私にとっては、良い事例になってくれそうなのですが、さてさて
上手くいきますかどうか・・・。乞うご期待!!
■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【2】 CRMブランディング相談室 / ●社長語、社員語、顧客語。
私たちは、普段、特殊な状況でもない限り、日本語を話しています。すると、日本語同士で
話しているのだから会話が通じて(正確には「意思」が通じて)当然だと思っています。
でも、本当にそうでしょうか?
「アイツは、俺の言っていることが分かっていない!」などという言葉は、毎日、どこかの
オフィスでつぶやかれていることではないでしょうか。
社長は、例えば、1年先、3年先を考え、全社の組織のことを考えています。部長は、自分の
部署の四半期の売上、課長は今月の売上、社員は目の前の商談を考えているかもしれません。
ある意味、これは組織として健全なことなのですが、目指しているものは同じでも、目の前に
ある状況が違えば、考えることも違って当然なのです。誤解を承知で言えば、目の前にある
状況がその人の思考を左右します。考えの「立脚点=立場」が違えば、見ているものは同じでも
「見えているもの」は違うのです。同じ方向を向いていても、「視角」が違うのです。
では、このような状態で、どうすれば、より言葉の「通じる組織」になることができるのか。
(「会議を増やす!」なんていうのは愚の骨頂ですからやめましょうね。)
ひとつの手法として「顧客語」の採用があります。「顧客語」というのは私の造語ですから、
分かりにくいと思いますが、「お客様の立場になった言葉」や「お客様の行動から得られる
客観的な事実」を会話の材料にしましょうということです。
購買行動の8割以上は「無意識」に支配されているという説に準じれば、その「行動の記録」
である購買データは、最高の「顧客語」であると言えます。捏造でもされない限り、データは
「事実の記録」です。そこを共通の立脚点とすることで、会話のベクトルは揃い易くなります。
「会議にデータを使うなんて、みんなやってるよ!」と仰るかも知れませんが、では、参加して
いる人が、「事実と解釈」を使い分けて参加できていますか?あるいは、誰でもが「解釈できる
データ」になっていますか?
ここから先は宣伝になってしまいますが、弊社の「絞り.com」は、簡単な画面操作で、誰でも
顧客分析ができるスグレモノです。「誰でも」というのは、パート・アルバイトでも社長でも、
と言うことです。
現場とマネジメント層が、同じレベルでデータを「解釈」し、論議することがでるとしたら、
それは1種類多くの言語を手に入れたことになると私は思うのですが。
*「CRMブランディング相談室」へのお問合せ : hara@millionet.co.jp
■□■□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
【3】 シアトル流通視察レポート / ●Fred Meyer
Fred Meyerは、1922年創業。スーパーセンター・フォーマットとしては草分け的な存在で、
述床面積は、何と(!)約4400坪。全米では第3位の売上を占めています。
日本で例えるなら、郊外型の大型食品スーパーに、ホームセンターとトイザラスとTSUTAYAを
一体化したような雰囲気。広くて長い通路は、室内トラック競技でもできるのではないか
という広大さです。(ちょっとオーバーですが。)
肉・鮮魚・野菜・サービスデリ・ガーデニングの5セクションのマネージャーが350人の
スタッフを統率しており、1日当りに打ち出されるレシートの数は、約5万明細!!
しかもノンフードの比率が高く、55%にも及ぶそうです。
レジは、通常スタイル、12アイテム以下、セルフスタイルの3種類のレジが用意されており、
顧客が選択することができます。「12アイテム以下」というのは分かりにくいかもしれませんが、
バスケットの中の商品数が少ないお客専用のレジということで、急ぐ人はそこを使うわけです。
かつては「10アイテム以下」だったのですが、そうすると「だいたい10個なんだからイイ
じゃないか!」といって11個や12個の商品を精算するお客が続出したらしく、「厳密さ」を
演出するために「12アイテム以下」になったのだとか。
(この辺にも、顧客の心理が見えますね。)
詳しくは、写真も含め弊社ホームページでご覧いただけます。↓
http://www.millionet.co.jp/solution/report/
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【5】 セミナー情報 / ●2008年度のセミナーを募集しています。
・5月22日(木) 場所:大阪 主催:㈱ミリオネット
好評につき再演決定!
ハッピー薬局の橋本社長のビジネスは恋愛だ
http://www.millionet.co.jp/solution/seminar/
・6月5日(木) 場所:大阪 主催:㈱サトー
13:00~ 「顧客は突然いなくなる」
・6月24日(火)場所:福岡 主催:日刊工業新聞
味だけでは売れない!!人気店になるためのCRMブランディング
(株)ミリオネット
コンサルティング部クリエイティブ・ディレクター 原 一真
http://www.nikkanseibu-eve.com/food/seminar_class.php?NO=B02
・6月26日(木)場所:福岡 主催:日刊工業新聞
10:30~ 「顧客は突然いなくなる」
(株)ミリオネット 大井 啓伊
http://www.nikkanseibu-eve.com/food/seminar_class.php?NO=B09
【お問合せ】 http://www.millionet.co.jp/solution/seminar/
Posted by 絞り at 09:42│Comments(0)